こんばんは。
平日に久しぶりに日記書きます。
なかなか忙しくて書く機会がないのですが、今日はちょっと憤りを感じたので、書きます。
アカデミー賞が今日、発表されました。
僕は「アバター」がどうなるのか気になっていました。
結局3冠にとどまり、「ハートロッカー」という作品が6冠ということです。
先に申し上げておきますが、
かなりきつめの言葉で書くので、捕鯨禁止やこの映画に賛同している方などはご覧にならないほうがいいかもしれません。
さて、そんな中、こんな記事を見つけました。関連記事を4つ張るのでまずは見てみてください。
1.産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100308/tnr1003081335010-n1.htm
2.読売新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100308-OYO1T00698.htm?from=main1
3.毎日新聞
http://mainichi.jp/select/world/news/20100308k0000e040066000c.html
4.朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201003080166.html
アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門で、「ザ・コーヴ」という作品が受賞しました。
先ほどの記事の通り、和歌山県のイルカ漁の漁村を隠し撮りし、イルカ漁の様子をドキュメントにした映画です。
そのなかで水銀云々などがうたわれていたりしています。
僕はいくつか、憤りや疑問があるので投げかけてみたいと思います。
(1)「なぜ豚肉や牛肉・鶏肉はよくて鯨肉・イルカ肉はだめなのか?」
僕が最初に思いついた疑問です。
この映画の中では、イルカを刺し、血が吹き出る様子などがとられているようです。(上の記事1.産経新聞より。)
そもそも、生きているものは皆、平等ということは小学校で習ったこと。オーストラリアの学校では習っていないのでしょうか?
スーパーでは精肉がきれいに包まれて陳列されています。
しかし、それまでの過程を考えてみてください。
ブロイラーの鶏、牛舎に詰め込まれている牛、豚も同じです。それを牧場や養鶏場の人が殺して、そして私たちの口に今日運ばれているわけです。
イルカも同じではないでしょうか?
絶滅に瀕している云々以前に、動物の肉を口にしているならば、上のことを考えてみてください。
絶滅しそうだから駄目、いっぱいいるからいい、という安直な考え方で私たちが生活しているから、多々、過ちを犯してきているのです。
では、逆に、牛ばかり食べて、牛が絶滅しそうになったらどうしますか?今まで自分たちが食べてきた牛肉をまだ食べている人に「けしからん」なんて言えますか?
(2)「日本の文化をどれだけ理解しているのか?」
この映画はオーストラリアで製作され、アメリカで共感を得ているようですが(詳しく知らないので間違っているかもしれません)、では、あなたたちは日本のカルチャーをどれだけ理解していますか?
このイルカ漁は、400年前から続いているものなのです。(上の記事3.毎日新聞より。)
あまりこういうことを公でいうのはよろしくないのですが、一方、オーストラリアは、昔からアボリジニ民族が栄えていましたが、彼らを無理やり押しのけて白人が到来したのは1606年のことです。
そんな「薄っぺらい」歴史しかないのに、日本の深い歴史をああだこうだ言われる筋合いはないのではないか、と思います。
アメリカだって同じです。独立宣言が1776年なので、まだ200年あまりしか歴史がないのです。
今や世界の中心はアメリカだ!なんて言っていますが、そんなことはないのです。欧州、アフリカ、アジア、それぞれのカルチャーがあるのです。全てアメリカンにするなんて到底無理な話です。それこそ南アフリカのアパルトヘイトと何ら変わりはないと思います。
それぞれの文化を尊重してこそ、皆が共存できる、当たり前の話ですよね。
ちなみに、ヒンドゥーの人たちが、「牛は神様なのに食べているアメリカはけしからん!」なんていうドキュメンタリーを作って、全世界に放送したら、どうなるのでしょうか?
(3)「実は、ただ日本叩きをしたいだけではないのか?」
先月、トヨタ自動車の豊田社長が、米議会の公聴会に出席、議員から同じ質問をしつこくされていました。
昔から思うのですが、ただ日本がムカつくから、鬱陶しいから、排除したいだけではないのか?と思います。
ちなみに、それに関して、NHKのニュースを見ていたのですが、欧州の人たちは「呆れて」いるそうです。
「あいつなんか調子乗っているからハブろうぜっ!」なんていう中学生の調子で日本を叩いているようにしか見えないのは僕だけでしょうか?
散々批判してきましたが、アメリカやオーストラリアが嫌い、というわけではありません。
現地の人とふれあったこともあります。とてもいい人たちでした。
また、このようなことをしている人は、一部だと信じています。
日本の文化~Samurai・Anime・Video Game・Kyoto・Tokyo・・・たくさんのファンが世界中に居るのも知っています。
だからこそ、世界の文化を受け入れるべきではないでしょうか?
新しい国が力を発揮するのも結構、だけど、向う見ずの行動で、勝手に立ち振る舞ってほしくないのです。
しかし、僕らも反省すべき点はあります。
たとえば日本のバラエティ番組。東南アジアの料理で、昆虫が入った料理を芸能人が罰ゲームとか言って、吐きそうに食べている。
こんな馬鹿馬鹿しく、侮辱している番組、マスコミはないのです。
今回のアカデミー賞でこんなことを考えた、どらき~でした。
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